#010 2016.11.12
口臭対策は口内フローラに乳酸菌
口臭の原因のひとつは、口内フローラ(口腔内フローラ)で悪玉菌が増える
ことにあります。この悪玉菌を乳酸菌で置き換えて口臭を減らそうという考え方があります。
口内フローラとは
最近、腸内フローラという言葉はよく聞くようになりました。では、口内フローラとはどんなものでしょうか?腸内フローラの口の中版です。つまり、
口の中
には通常、細菌が約100種類、100億個存在し、細菌が集まっているようすをお花畑(フローラ)にたとえているのです。
腸内フローラでは、善玉菌と悪玉菌と日和見菌の割合が2対1対7であることが良いとされていますが、口内フローラでは、10対0対0であることが良いと
されています。つまりむし歯菌等の悪玉菌がまったく無い状態がベストなのです。悪玉菌が多い状態はむし歯、歯周病、口臭の原因になります。
乳酸菌を増やして悪玉菌を減らす
悪玉菌を減らすにはいろいろな方法がありますが、そのひとつが口内の乳酸菌(善玉菌)を増やす方法です。具体的には、(1)歯磨き粉に乳酸菌を含
ませ
る。(2)歯磨きの後にヨーグルトを食べる。という方法があります。注意したいのは、口内で有効に働く乳酸菌と腸内で働く乳酸菌は別の種類だということで
す。
「BLIS M18」と「BLIS K12」とは
2003年米国ハーバード大学などで、口臭の発生源の主な舌背部での常在細菌の構成が違うことが明らかになり、更に、ニュージーランドのオタゴ大
学での
研究から、健常者の約2%の人に「非常に口臭を引き起こしにくい」人が存在し、その常在細菌を調べると悪玉菌の増殖を阻害することのできる口腔内にある善
玉菌「ストレプトコッカス・サリバリウスK12・M18」を保有していることがわかりました。
「BLIS
M18」は、虫歯の原因として知られるミュータンス連鎖球菌を抑制する働きがあり、本来口内に常在する菌はそのままに、虫歯になりにく
い口内へ導きます。
「BLIS K12」は、歯周や口臭の原因となる悪玉菌を阻害する働きがあります。
BLISとは、「Bacteriocin-Like-Lahibitory-Substances」(抑制物質のようなバクテリオシン)の頭文字です。
BLIS M18の正式な名称はストレプトコッカス・サリバリウス(Streptococcus salvarius)M18
といいます。
「BLIS M18」と「BLIS K12」を配合する歯磨き粉の製品には「大人用ブリアン」【←公式サイト】があります。
L8020乳酸菌
L8020乳酸菌を簡単に説明すると、「むし歯菌・歯周病菌・カンジダ菌の発育を阻止する、殺菌効果のある乳
酸菌の一種」
です。L8020乳酸菌の正式な名称はラクトバチルス ラムノーザスKO3株(Lactobacillus rhamunosus
KO3)です。
L8020乳酸菌を配合するヨーグルトの製品には「8020ヨーグル
ト」【←公式サイト】があります。
当サイトでは、乳酸菌サプリをいろいろな切り口で比較しています。また、ビフィズス菌などの善玉菌や腸内フローラに関する記事を載せています。
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