#015 2016.12.24
ヤクルトが乳酸菌の高血圧抑制効果を発表
株式会社ヤクルトと東京都健康長寿健康センターは、群馬県吾妻群中之条町の高齢者を対象に、乳酸菌ラクトバチルス カゼイ シロタ株(以下、L.カゼイ・シロタ株)を含む乳製品の摂取頻度と高血圧発症リスクを調査しました。その結果、L.カゼイ・シロタ株を含む乳製品の週3回以上の摂取は高齢者の高血圧発症リスクの低下することを2017年12月7日に発表しました。
L.カゼイ・シロタ株はこれまでの研究で、腸内フローラの改善、感染予防、がん再発予防などが報告されている乳酸菌です。また、L.カゼイ・シロタ株を含む乳製品の摂取は疫学的に膀胱がん、乳がんの発生抑制効果が報告されています。そこで今回、高血圧症の予防効果について調査しています。
中之条町に住む65歳から93歳の高齢者352名(過去5年前まで高血圧症を発症していない方)を対象に、過去5年間のL.カゼイ・シロタ株を含む乳製品の摂取頻度と高血圧発症の関係を調査しました。結果は以下のとおりです。
鋼桁圧発症率について、L.カゼイ・シロタ株を含む乳製品を週3回以上摂取したグループの過去5年間の高血圧発症率は6.1%であり、を週3回未満摂取したグループの発症率14.2%に比べ統計学上有意に低い値でした。
参照元:株式会社ヤクルトのプレスリリース
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/images/press/pdf/press20161207.pdf
管理人ハルのワンポイント解説:
回りくどい言い方をしますが、L.カゼイ・シロタ株は通称ヤクルト菌と呼ばれており、そのヤクルト菌を含む乳製品といえばアレですね。今回の調査では高齢者が対象ですが、中年の人にも効果があると予想できます。さらなるL.カゼイ・シロタ株の研究を期待します。
今回のプレスリリースで、ヤクルト菌のがん再発予防や膀胱がん、乳がんの発生抑制効果についいて初めて知りました。私もまだまだ勉強不足ですね。
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