乳酸菌サプリの比較(トッ プページ) > アレルギーと乳酸菌 >乳酸菌と花粉症の緩和  2016.05.01更新

乳酸菌と花粉症の緩和

「L-92乳酸菌」の「花粉症」への有効性データ


データ1:
試験概要

花粉症の症状をもつ人80名にまず花粉を曝露し、その後「L-92乳酸菌」配合タブレットを摂取する3グループ(菌末量20mg、60mg、180mg) とプラセボ(「L-92乳酸菌」未配合タブレット)を摂取する計4グループ(各20名)に分け、8週間摂取してもらいました。摂取後8週目に再び花粉曝露 を行い、摂取前後の眼や鼻などの花粉症の症状の変化を解析しました。

結果
「L-92乳酸菌」摂取グループで、花粉再曝露後の「鼻の症状」、「眼の症状」に緩和が認められました。「L -92乳酸菌」の花粉症への予防効果が示されたといえます。

出典:榎本雅夫ほか、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会(2006)よりデータ改編
引用:「カルピス」由来健康情報室 http://calpis-kenko.jp/


データ2:
試験概要

スギ花粉飛散時期に、花粉症の症状をもつ被験者23名のうち、12名に「L-92乳酸菌」を含む飲料を、11名には「L-92乳酸菌」を含まない飲料(プ ラセボ)を、6週間摂取してもらいました。

結果
「L-92乳酸菌」を含む飲料を摂取したグループでは、眼の症状スコアが有意に改善し、医薬品の使用頻度も減っていることが示されました。

出典:Biosci.Biotechnol.Biochem.(2005)/Medical Science Digest(2009)
引用:「カルピス」由来健康情報室 http://calpis-kenko.jp/


 2つのデータから「L-92乳酸菌」は花粉症の予防も発症後の症状緩和にも効果があると いう結果になりました。
 上記試験結果のグラフを読み解いてみました。花粉症予防の試験では、眼の症状より鼻の症状の改善度が高いことが読 み 取れます。発症後の症状感緩和については効果がでるまで4週間ほどかかるように読み取れます。発症後の症状緩和につい ては、60%以上の人が医薬品の使用頻度減ったと報告されています。

※試験結果のグラフは引用元のサイトをご覧く ださい

 この試験は「L-92乳酸菌」を摂取して行われましたが、乳酸菌の種類は数百種類以上あり、すべてが試験されて いるわけではありません。腸内細菌のどれか(複数かもしれない)がアレルギー(花粉症)の発症を抑制していることは別の試験で確認されています。「L- 92乳酸菌」 とは別種類の乳酸菌がもっと効果的にアレルギー(花粉症)の発症を抑えている可能性があります。

花粉症の女性



アレルギーについて

 アレルギーとは、「本来は無害な物に身体の免疫系が過剰に反応することで発症してしまう疾患」のことです。

 ヒトの免疫システムには司令塔の役目をするTh1細胞(主に感染に働くT細胞)、Th2細胞(主にアレルギーに働くT細胞)、Treg細胞(主に 免疫調節に働 くT細胞)が関わっています。3種類のT細胞は互いにバランスを取りながら免疫をコントロールしています。ところが環境や生活習慣によってTh2細胞が過 剰に なったりTreg細胞が弱まったりすると免疫のバランスが崩れ、アレルギーが発症してしまいます。



アレルギー発症の図