#016 2016.12.30
カスピ海ヨーグルトの作り方:種菌から
今回はカスピ海ヨーグルトを種菌から作ったので紹介します。
(継ぎ足してヨーグルトを作る方法はコチラ)
まず、カスピ海ヨーグルトの紹介からです。
2000年代前半にカスピ海ヨーグルトのブームが起きました。
「お家でヨーグルトが作れる」というのが魅力だったと考えます。
カスピ海ヨーグルトの特徴は独特の粘りと酸味の少ないまろやかな味です。
粘りはクレモリス菌FC株、正式には
「Lactococcus lactis subsp. cremoris FC
(ラクトコッカス ラクティス サブスピーシーズ クレモリス エフシー)」の
働きによる特徴です。
(動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です。)
作り方
準備するもの:
・カスピ海ヨーグルトの種菌
・牛乳 500ml(『「種類別」牛乳』表示があり未開封の新鮮なもの)
・容器(容量500ml以上(1000ml程度推奨)で熱湯消毒に耐えるフタ付きのもの)
・柄の長いスプーン
私は専用容器を買う金がないので、
ネスカフェの容器(大)(ちょうど1000ml程度)を使っています。
仕込み
(1)容器とスプーンを熱湯消毒します。
(2)熱湯を捨て容器に牛乳500mlと粉末種菌1包(3g)を入れます。
(3)スプーンで良く混ぜてください。
発酵
(1)フタをして固まるまで放置します。
※目安は室温が20℃〜30℃のとき24時間程度
(2)固まったら冷蔵庫で保存します。
注意点
・容器やスプーンは必ず熱湯消毒(沸騰した湯に3分以上つける)しましょう。
・発酵時の推奨温度は20℃〜30℃です。
それ以下や以上になるとうまく固まりません。
ヨーグルトメーカーを使うときはカスピ海ヨーグルト専用の
ヨーグルトメーカーにしてください。(市販のものは設定温度が高いものが多い)
・上手くできたら、容器中央の一部を次のヨーグルトを作るときの
「種ヨーグルト」として取っておきましょう。
参照元:手作り カスピ海ヨーグルト 種菌セット 説明書
管理人ハルのワンポイント解説:
思ったより作るのは簡単です。
我が家の室温が21℃程度のときでも24時間で固まりました。
最後になりますがすごく重要なことを言います。
「上手くできたヨーグルトは五感を使ってしっかり覚えてください」
※雑菌が混入したときの判断の基準となります。
・視覚:色やとろみ具合
・嗅覚:(酸っぱくない)匂い
・触覚:舌触り
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